鬼ノ哭ク邦、クリアいたしましま。
うまい具合に終わった感のスクショが撮れなかったからとりあえずトロフィー獲得の画面を……。
ゲーム全体の雰囲気としてはTokyo RPG Factoryって感じで、独特の世界観が強くゲームというかフィクションの良さが出てました。
生と死の倫理観が現実と全く違くて、最終的にその倫理観を軸にストーリーが展開して進みます。
現実の倫理観ありきのゲームで、それ以外が殆ど同じなのが更に違和感を強調してて面白かったです。
愛する人が死んだからすぐ後を追うのが許されるとか、それも主人公の職業である逝ク人守リの仕事だったりします。
生死部分ではなく死んだ後の輪廻転生を強調してるので、生死による感動や悲しみとかそういうのはあまりない(あるけど特に強く描かれない)です。そういうところも新鮮でしたね。
最終局面辺りのダンジョンが長くて少しストーリーに没入しづらくなったのが難点。
戦闘システムですが……残念ながら昨今、色々なアクションゲームがある中でわざわざこのゲームを推そうと思えません。
鬼ビ人によって役割が変わるみたいな感じ書かれてましたが、特有アクションが回避系の鬼ビ人が操作してて楽しい上にそれがないとストレスが溜まる一方なので、アクションが遅い重量系の鬼ビ人が活躍する場面がない。
戦闘部分の粗を書き出すとキリがないのでここらへんで終わりますが……あとロード時間が長い。
しかし世界観を壊さないような、細かい部分への配慮を感じました。
セーブ画面がPS4共通の画面じゃなかったり、現シ世と幽リ世でウィンドウが違ったり、キャラもモブが個性出してたり。
そういった部分への拘りは強いなぁと。
総じて、世界観の拘りとゲーム部分での粗が極端なのでハマる人はハマる感じかなという感想。
ストーリーも最後の展開を見ると、今までのが全部茶番な感じに見えて残念。
気になる方がいたらゲーム部分には期待しない方が○です。