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【映画】『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を見てきました

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巷で噂の『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を見てきました。

キャッチコピーは「君を、生きろ。」

それ以外は特に前情報なしで飛びかかりました。

見ての通りDQ5が題材となっている映画。

そして大前提として、DQ5をプレイしている人向けの内容でした。

 

感想は「ん~~~~~~~、面白かったんだけどな~~~~~~~~~~う~~~~~~~~~~~~ん」とひたすら唸るような内容。

 

本編のあらすじは子供時代はほぼスキップ。

ただ、要所要所の大事な所はかいつまんで描写はあります。

ビアンカとのお城探検とかね。

 

ストーリーをなぞりつつも改変

青年時代から魔王討伐までの内容が描かれていました。

オリジナルの改変部分や、おや?と思う描写もありましたが概ね満足(おや?と思う部分は見たら分かる)。

その改変部分が素晴らしく、ゲームだとゲマの印象が強すぎてミルドラースがぽっと出の印象だったが、ミルドラースを復活させようと色々な場面でゲマが出張ってくるのでミルドラース=黒幕というのが分かりやすい。

ゲーム以上にミルドラースという魔王が密接に関わってくるんですね。

他にもブオーンを出してくるストーリーの流れ、そして過去に飛んでのオーブ回収……映像で見たかった部分をよくぞ描いてくれたと言ったところ。

ただ、個人的に2つ不満が。

  • 妖精の村関連が端折られてる
  • タバサ(娘)がいない

……何故ッ!!!!!!

いやほんと、娘を出さなかった理由がわかりません。

実際、天空の剣を扱う男の子がいたら物語は成り立つのですが、キャラをなくすのは悲しい……。

あと妖精の村関連ですね、あそこで大人になると妖精が見えなくなるっていう設定が好きだったんですがそこら辺の設定もなくなってます。

でもそれ以外は本当に良かったんですよね、そもそもDQ5というストーリーを2時間未満で仕上げてる訳ですから。

ダイジェストで流す部分としっかり描写したい部分は分かれていてそこは評価出来ます。

映画館でDQのBGMが流れるというだけでもちょっと感動しましたね、特にDQ5のBGMだけの留まらず、熱い場面でDQ6の敢然と立ち向かうとか流れるんですよ。

もう最高でしたね。

 

映画ならではの描写

アクションシーン、キャラ達の表情や動きがコミカルに動くので見ていて楽しい。

特にDQって主人公喋らないし、DQ8や11でようやく表情が分かるぐらいですしね。

呪文主体のビアンカも激しく動きます。

魔法戦士か?ってぐらい動きます。

最終局面に入ると、魔物たちとの大勢での戦いが始まるんですがそこの戦闘も良かったですね……やはりDQのBGMは素晴らしい。

キャストの方々の演技も良くて、特に主人公とゲマの戦いは熱が入ってました。

憎悪を滲み出してゲマの名前を叫ぶ時が印象強かった。

 

 

 

しかし最後の展開が……

本当に、DQ5を2時間未満で映像化した作品と考えるとオリジナルの部分も合わせてよく出来た映画だと思います。

僕自身DQ5は大雑把に覚えてる程度ですが、印象だったシーンが映像化されて感動を覚えました。

ただね……ただ……うーん……やっぱり最後ですかね。

ユア・ストーリーの意味を深く考えずに見たせいなんでしょうか、本当に”水を差す”という言葉が合うような展開が待ってました。

そのシーンを見て思ったのが「……スターオーシャン3か?」という。

なんでしょう、多分作った人と僕が見たかったテーマが違う気がします。

 

 

総評

最後と本編を切り離すと、めちゃくちゃ良かったです。

実際、DQ5をまたやりたくなりました。DSのやろうかな。

上に書いた通りタバサがいなかったり妖精の村関連が端折られてたりと惜しい部分はあるのですが、それを加味しても良い出来だと思います。

ですがやっぱり……最後が……う~~~~~~~~~~~ん、うーーーーーん!!

難しい!

僕が見たかったのはDQ5だったのでラストを切り離すと満足の出来ですし、かといってその気持ちで見たら最後で水を差される感じになるし、でも他の見方をすると最後の描写は納得の行く気持ちで見られる気もする。

手放しで面白かった、クソだった、と言えない映画です。

水を差される、と言いましたが最後の最後になるまで完全に映像化されたDQ5を僕は楽しんで見ていました。

見に行って良かったけど、2度は見ないだろうと。

そう思える映画でした。