ゆんゆんぶっぱ

色々書きます

【いけ雪】「いけにえと雪のセツナ」クリアした感想

プラチナトロフィーはまだ取得してませんが、とりあえずの感想。
ネタバレ含み。 
設定としては最初から
カーソル:すべて記憶 
アクティブ
で楽しませていただきました。  ====
ローディングは全く問題なし。
Vita版だとどうやらローディングが少し長いようですね。
PS4のDL版を購入したのでその部分は全く問題なし。

主人公を操作し、戦闘を少し体験し、オープニングを流すというこれから旅が始まる高揚感。
古き良きRPGと銘打ってるだけあってこの部分は抜かりなしです。
クロノトリガーにあったATBシステムも久々に体験出来て懐かしみを味わいながらプレイ。

世界観とBGMが良くマッチしている反面、ほぼ全面雪のステージなので違う土地に来たという感じがなくなり、冒険している楽しみが薄い。
雪のステージは好きなんですけど、こう、RPGにおける雪のステージって特別な感じがあるじゃないですか。
それが全部雪の街なので何も感慨深くないのが残念でしたね。 
ただ、仲間がどんどん集まったりそれぞれのストーリーが見れるのは良かったと思います。

システム面では不親切さや、不便性が多数見える。
とりあえず不満に思った点。
・刹那効果がわかりづらい
特に「連携開放」は初見なんだこりゃという感じ

・装備する時、決まって主人公から入る
直接カーソルでセツナやクオンを選んで……というのが出来ない。
その為、ステータスを確認したい時も主人公からいちいち入らなければいけない。
回復魔法は指定出来るのだから装備画面もこういう感じに出来たのでは?

・刹那発動時の効果が発動したあとも不明
発動するまでは不明でいいのだが、発動したあとは効果判明などにしてほしかった。




・宿屋がない










古き良きRPGって言ったよね!?!??!?!




コテージやテントがあるから回復手段には困らないけど、そうじゃないんだよ……。
「よく来たな!一泊nGだが泊まっていくかい?」っていうね?
街が進むにつれ謎に宿泊費が上がるあれが欲しかったんだよ……!!



キャラクターは尖ったキャラが居なくて良かったです。
皆が皆、見たまんまのキャラっぽくて疲れません。
セツナもアホみたいにお節介ですけど、うざすぎるってほどじゃなく、むしろ良い子の範疇でした。

あと、クロノトリガーを知ってると興奮する武器とか出てきます。
とかグランドリームとか。 
終盤に出してくる辺り憎い演出だぁ……。


そしてラストの締め方がめっちゃ好きです。
スタッフの言葉を借りると刹那イです。
最近のゲームにはない終わり方で良かったと思えます。
単純に私が最近のゲームに疎いだけかもですが。

やりこみ度的にはそこそこあるんじゃないでしょうか。
武具強化もあるし、昇華効果なんて何通りも組み合わせあります。
そこまでやるかは人次第ですが……。

総合的に見ると及第点なRPGではないでしょうか。
BGMは街やフィールドだといいんですけど、ピアノのみだとボス戦後など盛り上がりに欠けるのが難点ですね。
世界観やキャラクター、ストーリーもなかなか良かったんですがやはり不便さと宿屋が無いのが目立っちゃいます。
「古き良き」を銘打ってるならそれだけの努力が欲しかったです。
誰も不親切さまでは真似ろとは言ってないんですがね。

ただ、終盤のストーリー展開や世界観がいいので不親切さにも目を瞑ってやろうという気持ちにもなれます。
戦闘も面白かったです、 Lv上げしてないとそこそこに難しく中盤以降のボスには大体1回は全滅しました。
それもキャラや戦法を変えると突破出来たので少しの工夫でなんとか出来るっていうのも好き。

しかしまぁこのゲームで昔の良かったRPGを語るな!とは言いたくなります。
盛り上がり方やストーリ展開・演出も昔の方が上でしたし、比べるのがクロノトリガーだとどうしてもね。
クラシックRPGを出そうとした気概や今のRPGにもあるシステムをそれに取り入れようとしたのは汲み取りたいですがね。
昔のRPGをボーっとしてみたいって方にはいいんじゃないでしょうか。