【PS4】「幸福な消失」をプレイした感想

現在フリープレイできている「Everybody’s Gone to the Rapture -幸福な消失-」をプレイしてみました。
※内容にネタバレ含みます。

概要

1984年6月6日 午前6時37分 みんな、消失した。
この物語は、世界の終焉から始まる。
 
と、公式サイトに載ってるように村人が全員消えたヨートンという村を散策します。
ヨートンを散策し、村人が全員消えたこの街に何が起こったのか。
その経緯や終わりの考察を楽しむゲームだと思います。
「思います」って言ってるのは明確な説明や終わりがこのゲームにはないんです。
なので各々色んな楽しみ方ができるんじゃないかなーというのが一つの感想。


 

内容

一人称視点であるプレイヤーを操作して街を散策して”光”が見せてくる村人たちの軌跡を見て進むだけです。
この光がこのゲームにおいて重要で、次に進むべき方向を示してくれたり村人たちが消える前の会話や出来事を表現してくれたりします。
重要なイベントがある場所では”小さい光球”があって、それに近づいてコントローラーを傾けると（ジャイロ操作でしたっけ）、出来事が光によって再現されます。


この様に光が村人になって消える前の出来事をプレイヤーに見せてきます。
ちなみに、メインイベントみたいなのは光球をジャイロで触れるイベントで他にもサブイベントもあったりします。

ストーリー

まず、上記の画像の通り光が村人になって出来事を再現してくれるのではっきりとしたストーリーはわかりません。
エンディングに事細かな状況が書かれてたり、ナレーターが説明してくれるわけでもありません。
ただそれだけでも推察は簡単なので、大雑把にまとめます。
舞台の主役は”科学者・スティーブン”と”科学者の妻・ケイト”、”科学者の不倫相手・エリザベス”。
ストーリーの内容は大まかに2つあります。
会話から考えうる推察なので見当違いの所もあるかと思いますが大目に見てください。

• 昔、スティーブンはヨートンに住んでいて、不倫相手はその時の交際相手
• スティーブンはヨートンとは違う街に居たが、戻ってくる。その際、既ケイトと結婚していた（原因不明。研究関連？）
• しかし科学者はヨートンに居る元交際相手のエリザベスにまた恋をした。クズ。

まず一つがこの3人を取り巻くヒューマンドラマ。

そしてもう一つが”謎の奇病”の蔓延。
こちらが村人が消えた鍵だと思います。

• 事の発端は野生の鳥達の突然死（ゲーム道中、鳥の死骸が徐々に増えていく）。
• それが村人が飼っている牛達にも感染、そして死亡。
• 村人たちがインフルエンザだと医者に相談する。症状は酷い頭痛、鼻血（この時点でインフルではないが……）
• 村人たちが消えた、消えたと騒ぎ始める。
• スティーブンやケイトがこの奇病の解明を進めていく

メインだけ見て読み取れるのは大体この2つ。

 

奇病の原因

不倫のヒューマンドラマは置いといて、奇病について。
ゲームの道中には何個もラジオや電話が置いてあり、それを調べることによりスティーブンとケイトが発信した情報が断片的に聞けます。
その中で現れる単語が”光”。
この”光”が、奇病の原因かと思われます。
ラジオで聞けるケイトからの情報をまとめます。

• 光は生きている。どこから来たのかは謎（道中雷雨が発生するイベントがあり、その時に村人が「観測所は大喜びじゃないか？」という会話があったので、それが原因？）。
• 光は人を理解、人との交信を望んでいたが、その交信は副作用があった（インフルエンザのことだろう。鳥や牛にも副作用が起きている事から、人間だけじゃなくヨートンないし地球の生命について理解しようとしていた？）。

とのことなので、奇病の原因は突如現れた光との交信によるものだと思われます。
そしてこの光は最初、ケイトやスティーブンだけに感染していたが感染するパターンが増える。
インフルエンザや他の様々な病気と同じく直接接触しなければ感染しなかったが、適応して次々と感染していく。
物語の中で読み取れたのは「電波信号からも感染する」とのこと。
インフルエンザが電話でも感染するって考えたら恐ろしいですな……。 


 

村人たちの結末

では何故村人たちが消えたのか？
最後に至るまでの出来事をまとめてみます。

• 奇病をヨートンで止める為、神経ガスの空爆をスティーブンが要請
• 道中のメインイベントで、ジェット機と思われる飛行機雲が光によって再現され、何かがヨートンに落ちる時に爆発音（空爆）。このイベントの最中、住民たちは動いてたり喋るのでまだ光との融合はされてない。
• スティーブンは地下の隔離施設に居た為無事だったが、光により何かを見せられ焼身自殺（ケイトと光に向かって呼びかけていたので、自殺ではなく光による指示か操られたのか）
• ケイトは観測所におり、光と同一化し消失？（明確に言われてはないが、道中のラジオで「光と融合する」と喋っていた）

神経ガスで死んだのなら遺体がそこら中に残っており悲惨ですが、幸い（？）なことに街に人の死骸は一つもありません（鳥の死骸はたくさんあるが、牛の死骸はないのでこれは神経ガスによるもの？）。
スティーブンが死んだ（と思われる）場所にも死骸はない。
つまるところ、神経ガスで死んだ人たちの魂が光によって吸収されたのか、もしくは死ぬ前に光が融合したのか。
少しずつ住民が消えているのを見るに、死んだあとに融合をした可能性が高い気もする。

まとめ

結局の所、消えた原因が光と言っても光が何の為に人間を理解したかったのか、人と交信して何がしたかったのか、融合を果たして何を成そうとしているのかは全くもってわかりません。
ですがタイトルの「幸福な消失」っていうのは人間らしく一生を遂げたら割と幸せだったなって思えるって事かもしれません。
この不倫のヒューマンドラマが人間らしいの？とか言われるとアレですけど、ほら欲望って人間が人間でいられる唯一な願望ですから……。

あと進むべき道を示してくれる光に近づくと村人たちの会話と思われる声が聞こえます。
光は人間達の軌跡を再現したり、プレイヤーの道を示したりと単純に人が好きなのかもしれません。
その副作用はふざけんなって感じなんでしょうが。

他のサイトを見ると宗教的な意味があったり、バタフライ・エフェクトが関連しているかも等この記事のようにあっっっっっっっさい考察じゃなくて凄い深い所まで読み取ったりしてるので、1回プレイしてから見るとより面白いかもです。
実際僕は深夜にプレイし終えて1時間ほど考察サイト見てました。

1周しかしてないので見落としてるサブイベントがあると思いますので、気になった方はプレイしてみては。
ぶっちゃけうろ覚えで書いたはいいけど間違ってる箇所があると思いますんでね！！
PS+だと無料ですよ、無料！！！
ただ所要時間は3時間～ほどかかるので、一気にやってみたい方は時間が取れる時にやりましょう。


最後に重要なことを一つ。











R2で走れるらしいですよ！！！！

操作説明に書いとけってんだ！！！