Sea of Starsクリアしました。
プレイ時間は36.7時間、寄り道は少しぐらいだと思います。
以下感想。
ストーリー
世界を壊そうとする良くない者を退治しに旅に出る、良くも悪くも王道なストーリー。
ただ中盤以降はゲーム用語が多くて少し置いてけぼり食らったかな?
それでも大筋は理解出来るし、翻訳も所々怪しいぐらいなのであまり気にならないぐらい。
「へそで茶が沸く」みたいな良い翻訳もあれば、「それって」「◯◯だし」という少し機械的なのもあったりする。
キャラクター
全体的に悪くないと思う。
メインのキャラクター以外にもアイコンがあり、差分もある。
あと好みの問題だと思うけどだいぶアレなので後述。
BGM
光田康典氏が一部楽曲提供、と書いてあったので期待してたけど肩透かし。
悪くはないけど良くもなく、印象に残ったものはない。
システム
一番良かったのがこの部分。
スーパーマリオRPGが好きなので、攻撃にアクションコマンドがあったりするのが好き。
FF8も主人公しか出来ないけどタイミングで攻撃力が上がるのが良い。
ただ好みではあるけど、このシステムがあるせいでテンポが悪くなってるのも認める。
自分は懐かしい感じがして好きだった。
あとは状態異常がない・スキルが少ない点もあるけど、これは良し悪しが出るかなーと。
状態異常があると歯ごたえが出る代わり対策の面倒さが出る、スキルが多かったら敵の強さに合わせて弱めのスキルで調整が出来る代わり死に技が出る。
個人的にはスキルは多めにあった方がこう、序盤はしょぼい技撃って後半はかっこよくて派手な技だと強くなった感があって好き。
あとヤバいのが逃走コマンドなし、これで後半強くなった後に序盤のフィールドに行って敵に当たってしまうのがだいぶ苦痛。
ロックシステムという属性攻撃によって敵の行動を阻害出来るシステムがあるけど、それも1ターンで壊しきれないようなものもあって大味。
一番の評価点はとても綺麗なドット絵達。
1枚目なんかすごく、クロノ・トリガーです…。
沢山のマップに落とし込まれてるドット絵達は本当に素晴らしい。
全体的に大味なんですが、初めて触るRPGにしては良ゲーだとは思います。
インディーズゲームという枠組み中だと傑作ですし、30時間で大体終わるので。
ただそれでも少し高めに感じるので、3000円ぐらいのセールだといいかな?という感想。
ここからは老害の戯言で非難多めな上ネタバレありなのでSoS好きは閲覧非推奨です。
ガールのヨイショが凄い鼻につきました(ど直球)。
このヨイショはすげえ、ネプテューヌVのぷるるんを思い出させるぜ…あれより酷い気がする。
制作陣の思いというか気持ちは理解出来てるとは思うんですが、ガールが途中死ぬためのお膳立てが酷い。
ガールの好感度を高めて死んだ時の悲しみを植え付けようとしているように見えてしまう、というか自分はそう見えた。
クリア後に復活するのなら諍いに棲まう者との戦いで別に生き長らえさせても良かったと思える。
ガールを復活させた後、セライが言及してたけどあそこでレシュアンが助けなかった理由も明確にならなかったのもよくわからない。
ガールが攻撃に当たる手前の瞬間を連続で再生してるだけみたいなこと言ってたので結局時を止める事しか出来なかったのかな?と思ったけど、普通にベ=ストが身代わりになってたし。
まあエフォラルに手を出せないという誓約のせいかな…。
あとやりたいだけだろ!とは思った、ラヴォスの身代わりを用意する時興奮したからその気持ちはわかる。
DQ11のビアンカは時間逆行でなかった事にして、プレイヤー(主人公)にしか理解させなかったり、クロノ・トリガーのクロノは主要キャラ以外死んだという事をそもそも知らなかったりで生き返るという行為自体に反発心はなかったんですが、NPCが「ガールが生き返った!」って言ってると順応力たけえな…という気分になってしまう(関係ないけどSO4の2週目以降のフェイズの扱いもそれはそれで酷かったなと思い出した)。
ここら辺でゲームへの心が離れていく。
極めつけはラスボス。
うおおおおおおおおスーパービーーーーム!!!!!!
おもろすぎる、おもろすぎて個人的には加点対象です。
いや、普通に戦わせろよ!
求めてたものと違う…ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを見に行った時を思いだした。
途中までは良かったんですけどね……まあ最初から最後まで印象に残った戦闘はあったかと言われたらないんですけど。
結局最後の最後はガールが盾でエフォラルをバシィッ!!!
それでいいのか至点の戦士達。
序盤らへんはクロノ・トリガーっぽい!スーパーマリオRPGっぽい!で楽しめたけど最後らへんになるとなんか、開発陣が自分達が作った世界観やキャラに対する陶酔を感じてしまって楽しめなかったな…。
あと言葉強いけどBGMは比較すらしたくないです、本当に何も全く印象に残らなかった。
ここまで書いといてアレですが、比較対象がクロノ・トリガーやスーパーマリオRPGっていうのが良くないんですよね。
あれは企業のゲームでこっちはインディーズですから。
っていう戒めを元にインディーズに対しての期待度が高すぎるのも良くないなあと思いました。
いやジャンルは違えどインディーズのゲームといえばTUNICっていう全てを手放しにして称賛出来るゲームもあるんですけど~~~っていう不満しか出ないのでもう書くのやめにします。
期待度高かっただけに残念、まあ自分には合わなかっただけということで。