ゆんゆんぶっぱ

色々書きます

【ニーアオートマタ】クリア&トロコンしたので感想など

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どっぷりハマりましたね……いやぁ……。
とりあえず余韻冷めやらぬうちになんとやら。
クリアしたので昨日ですが。
※写真多め・長文・ネタバレあり! ====
ゲームのあらすじだったり内容、世界観は割愛。

最終的なデータはこんな感じ。
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トロコンしたとは言ったけど魚20種類超えと全ポッドLvMAXだけSHOPで買いました。
ポッドLvMAXはめんどい。
 

システム

開発元がプラチナゲームズなだけあって、戦闘周りはとても楽しかったです。
と言っても僕はあまりプラチナゲームズの作品やったことないんですけど……。
ただその分2週目(Bルート)のハッキング操作が少し煩わしく感じました。
飛行ユニットのシューティングは全く気にならなかったのでそちらはいいんですけどね。
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ストーリーの進行に関係ないサブクエストの開始場所や目的地なども分かりやすくて助かりました。
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戦闘におけるモーションも色々凝っててそれを見るだけでも最初は楽しめたり。 
あとトロコンが趣味な人もとりあえず最後までやれば金稼ぐだけで解除出来る仕様なのでアリかなと。
機械じみたUIもグッド、オートマタの場合HUDって言った方が良さげかな?


グラフィック

PS4ってすげえんだな……って改めて思い知りました。
初期型なので60fps出てる部分の方が少なかったんですが(Proだと常時行けたりするのかな)、圧倒的なグラフィックや質感。
中でもやはり2Bのお尻は格別ですね!
っていうか2Bだけじゃなくてヨルハ部隊員のお尻が格別!! 
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ニーソに食い込まれた肉質だったり、黒タイツも完備してるヨルハすげえ……マジやばい……。
こういうのを服装にした上位生命体はとんだいやらしい奴だったんでしょうね!
いいぞ!


他にも発売前の公式生放送で出た砂漠地帯の見渡す限りの砂、商業施設区域の木漏れ日とか思わずため息が出るぐらい素敵。
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ストーリーの感想 

いやー……本当すごかったですね。
色々と面食らった気分です。
DODシリーズ1作もやったことなくてニーアレプリカントのみやったことあるんですが、やはりこのゲームは周回してからが本番なんだと強く感じました。
こういうの好きなんですが、ギャルゲも色んなルートやってTrueエンド行けたりするから若干似てたりしますね。
一緒にするのはアレかなと思いますが。

途中、月面の人類会議へ疑念を持ったオペレーターの登場で最後まで行ってないのにも関わらず「あっ、これ人類いねえな……」って思っちゃったり。
なんかニーアなら普通にそういう感じの事してきそう、というより実際そうでしたし。
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あと、サブクエストで色んなキャラを掘り下げて見られるってのもいいですね。
単なるお使いもありますけど、サブクエストを全部見て色んなキャラの背景を見ることで納得する部分もあるような気がします。 
特に6度目の再起動する女性だったり、親友を殺した事で狂う人も印象に残ってます。
なんかこう見るととことん救われないものが多いな……。
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ここら辺でなんとなく「アンドロイドより機械生命体の方が人間に近い……?」って感じがしてきましたね。
無論、ヨルハ部隊も”感情を出してはいけない”というルールがあるようですがバンカーの部隊員を見る限り感情を出さない人の方が珍しいんですよね。
生真面目だけど知的欲求を隠せない21Oだったり、花が好きな6Oだったり。
改めて考えるとヨルハ計画ってえげつないな……。
そしてBルートで疑念が確信に変わる月面人類会議の偽装計画。
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予想出来てたんでまぁだよな……って感じでしたが、それを受け入れると本当に2Bと9Sの戦いって虚偽と虚無にまみれてるんですよね。
で、Bルートを終わらせた後のC・Dへと続く予告。
もうこれ見た瞬間に期待(と大きな不安)が止まりませんでした。 
アダムとイヴを倒して終わりで肩透かし食らったあとだったので。
ただ、レプリカントの場合A~Dまで物語の描写・結末が違うだけで経緯が同じだったので少し驚き。
3週目は2Bが汚染されながら商業施設まで行くのを見るのがとても辛かった……。
というより3週目全体が辛い。
特にパスカルの結末。
皆に感情を持つように、自我を進化させようとした結末があれほど悲惨なことを招くとは。
子供たちも子供たちで、恐怖のあまりに楽になりたい=自殺っていう思考回路が凄いんですよね。
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自我の発達速度が異常だったりするのかな……?
久々にあまりの悲しさに少し涙がで、出ますよ。
救われなさすぎる。

物語の最終局面、レプリカントのあの場所が複製されてたり!
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シリーズ物で見覚えのある所に行くと感動しますね……。
この中にはゲシュタルト計画のデータがあったり、割と前作の補完も出来たので嬉しかったです。
レプリカントをやったのがだいぶ前だったので曖昧な記憶が多々ありますが、商業施設の地下のBGMだったりこの図書館だったりと懐かしさを覚える場面が結構。


遂に最後、黒幕らしき少女たちの登場。
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凄い可愛いんですけどまさかのジョージ……!
ヘルシング思い出しました。

この少女たちが多分機械生命のトップなのかな?
統合体、概念情報みたいな感じだったはずですけどまだ把握しきれてません。

ここで概念情報がひたすら増えてキリがない、というわけで相手の自我プログラムを飽和させて内部分裂的な事を図って成功したんですよね。
しかしこの後のA2が「まるで人類じゃないか」というセリフを。
結局の所、ここにまできて機械生命体達の進化の踏み台になったんじゃないかな……って気持ち。


最終決戦では、なんとなく上から選んだ方がいいかなって気持ちで9S>A2(Dエンド>Cエンド)の順番でしたがどうやら正解みたい。
最後の最後でセーブデータどうのこうの言われて「なるほどね……」ってなりましたけどまさかのどんでん返し。
プレイヤーはポッドとなりヨルハ計画をぶち壊そうとする算段。
スタッフロールでシューティングってスマブラだったりなんだか色んなゲームを思い浮かべますね。
最後のシューティングやべえ……きっつ……ってなりましたが、2B達の記憶は消したくないって気持ちの方がそりゃもう圧倒的で。
だってニーアなのにまだ救われるような光が少しだけでもあるんですよ、そりゃ躍起になります。
で、何度目かのコンティニュー。

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この画面、目頭が熱くなりますね。
いやもうほんと……こういうの弱い……パスカルの時といい涙もろくなってる実感が湧いてきちゃう。
あっちとは感情がだいぶ違うけど。

皆の助けもあって無事Eエンド。
なんか最後のA2でとても救われた気分です。
嘘と無意味さの中に一握りの救いがあった、そんな感じ。



色々気になった点、それに対する考察

塔内部、塔のシステムサービスによりファイナルワン賞として用意された2Bのモデル達を前に9Sが発した「ようやく殺せる」というセリフ。
そして、記憶領域に出てきた2Bをやたらめった刺しした9S。
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エスト「ジャッカスの研究」で聞けるセリフでこういうものがある。
アンドロイドと機械生命体の決定的に違う点は相手を思い焦がれる気持ちを直接表現出来るか出来ないかなのかなって思います。
サルナルに関わる機械生命体は皆気持ちを素直に表現できていた(歌姫然り、化粧をしたロボット然り)。
アダムによれば9Sにも内的欲求はあったと言う。

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これが犯したいのか殺したいのかはわかりませんが。
どっちにしろ快楽物質が出るってことは殺したい=犯したいになるんでしょうかね。

そう考えると2B(2E)は本当にヨルハにおける最優秀な人物だと言えます。
序盤の廊下で9Sに感謝を述べ「覚えていない」と言われた後の握りこぶしを見る限りA・Bエンドや最初のブラックボックス含めて幾度も9Sを殺して(記憶を消して)きたんでしょう。
親友を殺したことによって精神負荷でおかしくなったアンドロイドを見る限り一度でアレなので2Bの精神が最後まで保ったのは多分、考えられないぐらい秀逸なんでしょうね。
その分すごい辛そうですけど。
絶対辛い。

ニーアもそうだった気がするんですけど、人物たちの感情が進化?変化?しているんですよね。
最初は妹の為だったけど最後はカイネの為に存在を捧げてたり、今回のN2(赤い少女)達もDエンドだと皆を見ていてロケットではなく方舟化したりと。


 

まとめ

前作と同じく人によって評価が分かれる作品だと思います。
特にBルートのハッキング地獄は単純に爽快感もないシューティングだらけなのでだるい……。
ただ世界観やストーリーが濃厚なので、味を確かめて損はないと思います。
前作と直接的な繋がりはないって話ですが前作やった方が楽しめるのは絶対なので……動画でもなんでもいいので今作含めてニーアシリーズを見ると面白いかと。
重い雰囲気は全くもってその通りなので否めませんしだいぶ救われない方が大きいですが、最後までやっててよかったなと思えるゲームでした。
シェア機能全般が許されているので動画で見るのはもちろん、ゲームを自分でやるのとでは違った思いも出て来ると思います。
2Bのお尻を堪能する為に買うのも良し、ストーリーが気になるから買うのも良し、アクションを求めて買うのも良し、トロフィー求めて買うのも良しです。
あまりまとめられてませんがこれで。
僕もウェポンストーリーを全部見たら、みんなを救いに旅立つよ……。